【歌詞】 ほどほどに色気もあって品も良く さりとて冷たくない人に 逢ってみたいような春の宵 【解説】 河合勇詩 黒崎茗斗曲。やわらかく小さくまとめた佳曲。春夏秋冬、宵の刻はあるが、こういう気分はやはり […]
【歌詞】 鐘一つ売れぬ日もなし 江戸の春 花の噂の高さより 土の団子の願事を かけた渋茶の おせん茶屋 あたしゃ見られて恥ずかしい 掛行燈に灯を入れる 入相桜ほんのりと 白きうなじの立ち姿 春信描く一 […]
【歌詞】 青々と いつも松葉の二人連れ 末も栄えて高砂の 変わらぬ色や春の風 【解説】 冬でも緑を保ち、樹齢も長いことから吉祥の象徴とされてきた松の葉のような若い二人が、新緑の風がそよぐ中、高砂の尉( […]
【歌詞】 水指の二言三言言いつのり 茶杓にあらぬ癇癪の わけ白玉の投げ入れも 思わせぶりな春雨に 茶巾しぼりの濡れ衣の口舌もいつか炭手前主をかこいの四畳半 嬉しい首尾じゃないかいな 【解説】 「水差」 […]
春風がそよそよと福は内へとこの宿へ鬼は外へと 梅が香添ゆる雨か雪かままよままよ今夜もあしたも居続けにしょうが酒 逢いたさに来てみれば酔うてそのまま寝てしまい あとは泣くやらじれるやら愚痴をならべてまま […]
葉桜や 月は木の間をちらちらと 叩くくいなに誘われてささやく声や とまの舟