投稿日:2015年9月23日
【歌詞】
芒かついだ河太郎 かぼちゃ畑をふらふらと
酒か団子かいい機嫌 用水堀も薄どろを
誘う雨気の小夜更けて 月の遠音の村囃子
【解説】
鈴木秀雄詩、初代佐橋章子曲。昭和九年頃の作。
カッパは、想像上の動物だが愛嬌がある。この唄は、村の秋祭りの囃子に誘われてうかれ出たカッパを唄っている。用水堀も「薄どろ」の音のようで、雨気を誘っているというもの。「ふらふら」を「ぶらぶら」と「雨気」を」あまけ」とも唄う。飄逸な詩と軽妙な節付で、小唄振りも面白く、人気の曲である。