投稿日:2020年4月10日
【歌詞】
月は冴ゆれど
心は冴えぬじゃないかいな
真に惚れれば夜も日もあかぬ
いっそ浮気がよいさよいのさ
これはのさ エエよいやさ
【解説】
江戸時代後期に盛んになった住吉踊の一曲を端唄にした「ここは住吉」の替歌で明治時代の作。
「いっそ浮気が・・・」は、「いっそ邪慳が・・・」とも唄われる。古く文禄慶長年間に一世を風靡したという隆達節に、「月待つ月は冴えもせで 君待つ月は冴ゆるよの」という唄があるが、冴える月というものは昔から一途な恋心のつらさを表したものらしい。