東京小唄・清元・三味線教室

お伊勢参り

投稿日:2021年8月12日

【歌詞】
お伊勢参りに石べの茶屋であったとさ
かわいい長右衛門さんの岩田帯閉めたとさ
えっささのえっささのえっさっさのさ

【解説】
長右衛門は、京の押小路(上京区)虎石町の呉服店、帯屋の主人で四十五才の分別盛り。お半は隣家の信濃屋の娘で今年十三才のあどけない少女。この二人がお伊勢参りの帰り道、石部の宿(滋賀県)で、ふとした縁から不思議な契りを結び、それから5ヶ月、ただならぬ身体となったお半を背中に長右衛門は梅雨の桂川に心中するという「お長右衛門」の芝居からの小唄である。

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