お富さんとばったり

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しがねえ恋の情けが仇、あるいは、死んだはずだよお富さん、でお馴染みの人形町・玄治店濱田屋。
ここ濱田屋で開かれた清元・清朗会で、師匠が浄瑠璃デビューということで、先に会場にいらしてた坂本さんと一緒に拝見しました。清元は小唄とはまた違う趣で、かっこよかったです。
会場の濱田屋の中はほんと素敵で、うっとりでした。
(いつかミシュランご飯、食べてみたい・・・)
ちなみに「お富さん」は春日八郎さんのヒット曲、父親がよく車の中でテープで聞いてました。

三越劇場(いしい)

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先日、(小唄の世界は)60代は駆け出し、70代で円熟味が出て、80代で脂がのると言われている、というお話を伺いました。
その時はほーっとただ聞いていましたが、今日、師匠が舞台にあがられた三越劇場での各派小唄名流大会(主催は東京新聞)を拝見してたら、その言葉が頭を飛び交いました。
師匠が披露された「湯島境内」は泉鏡花の小説「婦系図」が元ネタ。先日、山田五十鈴×長谷川一夫主演の映画「婦系図」(監督はマキノ正博!!)をみてうっかり泣いてしまい、師匠の唄を聞いて、またしんみりしてしまいました。
ちなみに「別れろ切れろは芸者の時にいうことば」の有名なセリフはどこにもでてきません。あれは別物なんですね。

大阪で歌舞伎

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歌舞伎にはかっこいい悪人が主人公になる演目がいくつかあります。
鶴屋南北作、片岡仁左衛門主演「霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)」もその一つ。大阪でかかるときき、名古屋でお稽古されていた師匠と合流し、大阪・松竹座に行きました。
鶴屋南北は「東海道四谷怪談」「桜姫東文章」など、人気演目を世に出した江戸時代の歌舞伎狂言の作者です。悪と善、美と醜など、異なる価値観や世界を「ない交ぜ」にした物語が魅力と言われています。
一方、仁左衛門は、南北の世界に住む悪い男たちが当たり役で、すごくすごくかっこいい、のです。
「霊験亀山鉾」は、仇討ち成功まで29年かかった実話を元に作られました。その敵役が仁左衛門。の冷血漢でずる賢いド悪人なのですが、なぜか魅力的で(鼻筋通ったいい男という設定あり)、むしろ仇討ちする側がかわいそうだけど間抜けに見えるほど。
舞台では本当に雨を降らせ、役者さんがずぶ濡れで立ち回ったり、燃え盛る棺桶を蹴破って主人公が登場するなど、設定にも演出にもグッとシビれました。
写真は道頓堀のお好み焼き屋「おかる」のスペシャル(全部入り)です。すごくおいしい。焼いている最中は蓋をして蒸すせいか中身はふわとろ。焼き上がるとお店の人がマヨネーズでドラえもんを書いてくれました。

浅草歌舞伎(いしい)

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
昨日は師匠と一緒に新春浅草歌舞伎に行きました。演目は一本刀土俵入と京鹿子娘道成寺。華やかでした。会場は満員。
自分が市川亀治郎ファンのせいもありますが、一文なしの主人公にお金と簪、櫛をあげてしまう船宿の酌婦が心に残りました。昼間から酔っぱらっている設定に妙に親近感を覚えたせいもあるのですが。
そういえば侠客モノって最近見ないですね。子どものころはテレビや映画でよくみた気がします。最近だと氷川きよしがいましたが。

浅草酉の市(いしい)

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昨日は二の酉。会社帰りに師匠と先輩方と一緒に、大にぎわいの浅草酉の市に行ってきました。
キラキラした熊手をみていたら、私もちょっと欲しくなりました。でも「商売繁盛」はあんまり関係ないしな、と思っていたところに「恋愛成就」の4文字が。これはいいと師匠に話したら、「うーん、買って3本締めされるってのがね」とのお言葉。確かに、あのいかついお兄さんたちにシャンシャンされたくない。成就は諦めました。
そんな気持ちを察してくださったのか、師匠がかっこめ熊手を買ってくれました。ありがとうございます。これでなんとかしよう。
お二人ともとってもかわいい七福神とお多福さんの熊手をゲットされていました。ご覧になりたい方は谷中お稽古場と浅草名物居酒屋「はる」まで。
写真は、おそらく神社の巨大熊手の真ん中に鎮座するはずのお多福さんです。縦は小学生低学年くらいのでかさ。おめでたいもののはずですが、ちょっと結構怖いです。

名古屋おさらい会(いしい)

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11月2日、名古屋喜裕美会のおさらい会に東京の先輩方と参加しました。
当日は、自分の草履を脱いで舞台に足を置いた瞬間から異常に緊張してしまい、私は誰?ここはどこ?状態に。恐怖と緊張のなか、ようやく最後の三味線の音にたどり着き、逃げるように舞台を降りました。まったく情けないことです。
名古屋の皆さまは、東京の会同様に親切でパワフル。おかげで失態にめげることなく楽しく会に参加できました。ありがとうございました。
二次会はさらにヒートアップ!ナゴヤ・ナイトは熱く更けていきました。
翌日は師匠と東京の皆さまと一緒に、明治時代にタイから贈られた仏像や、庭と茶室が素敵な古川為三郎記念館などを訪ねました。風雅な観光にも心が揺れましたが、しかし、最も旅の気持ちになったのは、コメダ珈琲でモーニングを食べていた時かも。飛び交う名古屋弁と名物の白ノワール―大量のアイスクリームにメイプルシロップかけた甘いパン―気取らなくて、なんだか心の隙間に染みる味でした。心残りは小倉あんのせトーストを食べなかったことでございます。
写真はまったく関係ありませんが、名古屋駅の向かいにある昭和テイストな「大名古屋ビルヂング」です。かつての日活アクション映画の舞台のようなかっこよさでした。ちなみにこのビルのビアガーデンの名前はマイアミ! しびれました。

温泉にエスケープ(いしい)

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温泉に行きませんかと言われたら、その魅力にノーとはなかなか言えません。
というわけで、師匠や先輩の方々と谷川温泉に。川の音が響く、静かで素敵なお宿でした。
魅惑のお風呂とお食事(鮎ラブ!!鮎の舞があったら踊りたい)、そして水上のキュートな芸者さん、沖縄出身のわたるちゃんと置屋さんの5代目りんちゃんの二人も加わって、とても楽しい夜でした。
温泉旅行は、お気楽でスカーンとした気持ちになり、移動距離以上に遠くに来た気持ちが味わえました。
写真は魅惑のお風呂です。

藝祭「邦月の会」(いしい)

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9月7日、東京芸大の学園祭で開催。師匠が清元「六玉川」(むたまがわ)で三味線の助演をされるとのことで伺いました。お琴も交えた、美しい曲でした。皆さんお揃いの黒の紋付きで、ジャパニーズ・クールビューティーな出で立ちが素敵です(しまった写真忘れた!)。
しかし、なぜかその後の飲み会の写真はしっかり撮ってるあたりトホホとしかいえません。
今日の豆知識
六玉川って何? とGoogleしたところ、和歌に詠まれる全国6つの玉川のことで、地域ごとに風物が決まっているそう。清元の歌詞には、それぞれの玉川にちなんだ和歌の言葉が配されていたのでした。「千鳥鳴く」は野田(宮城)の玉川、「山吹と蛙」は井出(京都)などなど。

亀治郎の会(いしい)

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今日は師匠と一緒に、大好きな市川亀治郎さんの自主公演「第6回亀治郎の会」を見ました。
今回の演目は一幕目「平家女護島 俊寛」、二幕目「京鹿子娘道成寺」。
一幕目は夏風邪の咳を我慢したらもっとひどい咳が止まらなくなり、話のキモがつかみきれないまま、俊寛が慟哭しながら遠ざかる船を見送るというラストを迎えました。最低だ・・・。
二幕目は咳も治まり、美しい舞りを堪能しました。踊るという行為は、神の化身、あるいは神を模したものであると評されることが多いですが、鐘を凝視するが恐らくなんにもみてない白拍子花子は、人であってそうでない、先の評のようでした。もちろんその役柄のせいもあるのでしょうが。生身の女の表情と動きで踊るのですが、そばに寄るとなんだか遠くにいっちゃうような、夜にみる盛りの桜のようでした。
亀治郎さんについては、彼のオフィシャルホームページ、あるいは「カメ流」というエッセイ集をご参照ください。いろいろ度肝抜かれることうけ合いです。
このあと師匠と会場の国立劇場そばのホテルで食事しました。明太子とチーズに海苔とシソをトッピングした和風ピザは、クセになる美味しさでした。

浅草観光

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こんにちは。今年の2月から師匠のもとでお世話になっている石井美香と申します。
浅草に徒歩圏内の蔵前に、二月ほど前に越して来ました。
隅田川がすぐそばで、歩いていると水の匂いがしてきます。草はかつての日本一華やかだった盛り場の名残のためか、歩いているとお祭りに紛れこんだみたいで、テンションがあがってきます。またなんといっても美味しい食べもの屋さんと喫茶店が多いところです。
まだ観光客気分が抜けず、雷門から浅草寺参り、花やしきを横目に歩いて、梅むらで豆かん食べ、帰りは藪で蕎麦と日本酒、隅田川で夕涼みという、コテコテの観光コースが楽しいです。近所になったこともあり、浅草のお稽古場に通うことが多くなりました。またお稽古場、いいところにあるんですよ。
話変わって、谷中もそうですが、浅草も猫が多いところです。猫好きにはたまりません。しかもみな顔が似ています。写真はうちの猫です。前に住んでた近くの動物病院で飼い主募集してたのをもらってきました。
梅雨があけたら短い夏です。あっという間に去っていく季節。皆様ご自愛ください。