東京小唄・清元・三味線教室

楽屋を抜けて

投稿日:2015年4月11日

【歌詞】
楽屋を抜けて橋の上 肌にひやつく縮緬浴衣
扇使いも水芸の 「は お目通り」
笑顔で隠す今宵の別れ 浮世の瀬々を啼き渡る
あの夜烏も旅の空 月に更けゆく遠あかり
【解説】
長田幹彦詩、吉田草紙庵。大正14年、泉鏡花の小説を原作とする新派劇の古典「滝の白糸」に材をとった小唄。明治22年夏の夜、石川県金沢の浅野川の河原の見世物小屋がはねて太夫の白糸が卯辰橋の畔で欣弥と偶然の機縁で結ばれる恋物語。幼くして旅の一座に売られ転々と旅を続ける薄幸の女芸人の哀愁を描いて余すところが無い。
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ボタンを押すと扇子の先から水が出ます
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ちょっと風情がありませんが、卯辰橋(現 天神橋)です
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金沢城と満開の桜

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