6月歌舞伎(いしい)

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昨日は歌舞伎座に参りました。
「蝶の道行き」は、昭和歌舞伎の名演出家・武智鉄二が復活させた舞台劇。蛍光塗料で光る蝶が暗闇に飛んで、明かりがつくとサイケデリックな巨大な花が舞台中に描かれているというもの。初めてみました。
そして、お目当ての片岡仁左衛門さま(敬称付け)の「女殺油地獄」にうっとりでした。河内屋で叱られてても全然話を聞いていなかったり、どうにも自分の思い通りにならない状況になったら、不気味な怖い様子に変化したり、どうしようもないけど案外可愛いのでたちが悪い、ある種の若い男の人ってこういう感じだよなーと、すごく楽しめました。もちろんクライマックスの修羅場にも釘付けでした。目的はお金なのか殺しそのものか、本人がよくわからなくなっちゃったみたいな感じがすばらしかったです。