たかが小唄されど小唄

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喜裕美会ブログにて紹介されております通り、喜裕会と喜裕美会合同で製作する「小唄CD」が完成しました。喜裕美師匠は、「皆様の個性溢れる味わい深い小唄CD」とお上手な表現をされておりますが……。私が唄った「こころでとめて」は、自分としては決して満足できる結果ではありませんでした。同曲はかなり唄い込んできた筈なのですが、まだまだ甘いようです。たかが小唄と思いますが、いくらやっても、本当に難しいものであると今更ながら痛感しました。同時に「たかが小唄」の文句が頭に浮かびました。
「たかが小唄」河合 勇作、千紫千恵曲
たかが小唄というけれど たかが小唄はむつかしい
  前弾のすまないうちから唄い出し まだよと横目で
     にらまれる 自分の声にききほれて
 やたらにのばして叱られる 乙におとしてなぞとは僭越な
ほんとに小唄はむつかしい わかっただけでも大進歩
   はじめて師匠にほめられた。
なお、私は昭和57年からふとした動機ですすめられて小唄を習い始め、故とよ喜美師匠が毎年向島桜茶屋で開催する春季(新年会)及び秋季(浴衣会)に向けて稽古に励み、平成5年4月に名取状を頂き、同年9月に三越劇場にて開催の「春日男性名取会」に出演(演目;こころでとめて)しました。
☆次は山屋様お願い致します。