東京小唄・清元・三味線教室

あいうえお順

NoImage
野暮な屋敷
2012/04/22

【歌詞】 野暮な屋敷の大小棄てて 腰も身軽な町住まい よいよい よいよい よいやさ 【解説】 河竹黙阿弥作詞 作曲者不明 塩谷浪士の一人小山田庄左衛門は討ち入りの当日、雪の麹町お堀端で、もと塩谷の家臣 […]

NoImage
木小屋
2012/04/21

【歌詞】 幾ふしの木小屋の内のむしあつき まだもる雨のあとぬれて しめるむしろを女夫ござ ひきよせられて手をかりの 枕近くに蚊のむれる はらうよしなきうすものの 裾の模様の乱れ草 戸のすきのぞくお月様 […]

NoImage
散るは浮き
2012/04/19

散るは浮き 散らぬは沈む紅葉葉の 影は高雄か山川の 水の流れに月の影 【解説】 清元お葉作曲 名人清元お葉によって作曲された小唄で、現在行われている江戸小唄の最初の記念すべき作品である。時は安政二年の […]

NoImage
水 指(みずさし)
2012/04/14

【歌詞】 水指の二言三言言いつのり 茶杓にあらぬ癇癪の わけ白玉の投げ入れも 思わせぶりな春雨に 茶巾しぼりの濡れ衣の口舌もいつか炭手前主をかこいの四畳半 嬉しい首尾じゃないかいな 【解説】 「水差」 […]

NoImage
五萬石
2012/01/20

【歌詞】 五萬石でも岡崎さまはアーヨイコノシャンセ お城下まで船がつくションガイナ ヤレコノ船が着く お城下まで船が着くションガイナ ヨーイヨーイヨイコノシャンセ マダマダハヤソ (替え唄)めでためで […]

NoImage
伽羅の薫り
2012/01/18

伽羅の薫り伽羅の薫りと この君様は 幾夜泊めても 妾や泊めあかぬ 寝ても覚めても忘られぬ 【解説】  「伽羅」は南方熱帯産の香木の一種で、奇南香とも云われ、香合わせ、聞香には最も珍重された。  昔の遊 […]

小唄「門松」
2012/01/10

【歌詞】 門松に 一つとまった 追羽根のそれから明ける 年の朝 早も三河の太夫さん エエ ヤハンリャ目出たや 鶴は千年鳥追い海上はるかに 見渡せば年始御礼は福徳や 供は勇の皮羽織 エンヤリョ 空も晴れ […]

NoImage
門松
2012/01/10

【歌詞】 門松に 一つとまった 追羽根のそれから明ける 年の朝 早も三河の太夫さん エエ ヤハンリャ目出たや 鶴は千年鳥追い海上はるかに 見渡せば年始御礼は福徳や 供は勇の皮羽織 エンヤリョ 空も晴れ […]

NoImage
年の瀬や
2011/12/01

【歌詞】 年の瀬や年の瀬や 水の流れと人の身は 留めて止まらぬ色の道 浮世の塵の捨てどころ 頭巾羽織も打ち込んで 肌さえ寒き竹売りの 明日待たるる宝船 【解説】 明治後期に作られた歌沢系の芝居小唄で、 […]

NoImage
今年や何だか
2011/11/27

【歌詞】 今年や何だか面白い しかも二日の初夢に 宝入船客7人 手を打ちや福がよる こいつアまた妙だ妙だ妙でんす 上には鶴が舞い遊び 下には亀が波の上 黄金の花が 咲いたかえ 咲きやした ええ見事じゃ […]

NoImage
待ちわびて
2011/11/27

待ちわびて 寝るともなしに まどろみし 枕に通う かねごとも 夢か現(うつつ)か現か夢か さめて涙の袖たもと あれ村雨が降るわいな 【解説】 河竹黙阿弥詩、六世富本豊前椽曲 「お浦新三」の芝居に使われ […]

NoImage
明治は遠く
2011/11/03

【歌詞】 浅草の 昔なつかし十二階 江川の玉乗り珍世界 活動写真は電気館  瓢箪(ひょうたん)池には亀や鯉 山雀芸当花屋敷 ダークの操り 安本亀八生人形 観音様の奥山は 早取写真に 売ト者 軒を並べて […]

NoImage
辰巳の左褄
2011/11/03

【歌詞】 喧嘩は江戸の花笠や町の揃いの半纏に 幅をきかせた秋祭り もんだ神輿のおさまりも 利かぬ気性の勇み肌  宵宮にかかる永代の  浮名も辰巳深川や 八幡鐘の後朝(きぬぎぬ)に 仲町むすぶ富が丘 お […]

NoImage
もみじ
2011/11/01

節が過ぎたと 人みなされば 秋は淋しい浅間の麓 あとに織りなす紅葉の錦 錦 誰(た)が見る 月が見る 【解説】 土井晩翠詩・春日とよ詩 九月の避暑の時季が過ぎて客は殆ど帰って、あとは織りなす紅葉の世界 […]

NoImage
宵のくぜつ
2011/10/25

宵の口舌にしらけたあとを鳴いて通るや時鳥 松の嵐に夢うちさめて明日の別れがああ思わるる

小唄「さつまさ」
2011/10/02

【歌詞】 薩摩さ こりゃさ 薩摩と 急いで押せど 潮がさ こりゃさ 干潮で櫓がたたぬ 【解説】 薩摩国は九州の西南端(鹿児島県)にあり、南部は薩摩半島となり、大熊半島と共に鹿児島湾を抱く。薩摩国の首都 […]

NoImage
満月や
2011/09/28

満月や 葉越し柳の涼風に 吹かれて歩む二人連れ 磯浜近く打ち寄する 女波男波の音ならで 沖の鴎はヨー 大漁知らす 沖に櫓拍子浜の唄 【解説】 初代平岡吟舟詩・曲 東明流「四季短歌」の中の組曲の「春」「 […]

NoImage
かやうり(蚊帳売)
2011/09/03

【歌詞】 一声を花の東(あずま)の町々へ 残してゆくか 山時鳥(やまほととぎす) 「萌黄(もえぎ)の蚊帳や 蚊帳や幌蚊帳」 涼しい風が来るわいな 【解説】 この小唄は大正8年8月鶯亭金正が作詞し、歌沢 […]

NoImage
三社祭
2011/08/19

【歌詞】 軒花に網を描いた提灯の 縁も深い 宮戸川 三社祭に風かおる町の名誇る半纏の 勢いを見せた宮出しや 一の宮から三の宮荒れた神輿のその中に 幼馴染みのあの人の腕にちらりと入黒子 命と云う字が憎ら […]

NoImage
茶のとが
2011/08/11

茶のとがか 寝られぬままの爪弾きに 浮河竹の水調子 涙ににじむ薄月夜 傘持つ程はなけれども 曇りがちなる我が胸を              晴らす雲間の ほととぎす    【解説】 お座敷で飲んだ抹茶 […]